パリ・東京でモンテッソーリな子育て

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【パリの驚き②】フランスのスーパーのトンデモなあれこれ

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パリのスーパーで受けたカルチャーショック。

 

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買い物は商品をバッグへイン!?

駐在でパリへ行く前、旅行で何度かパリを訪れていた私。でもこのことは知りませんでした。それはおそらく地元のスーパーへ行くことなく食料品といえどオペラのラファイエット等の地下でお土産の食料品を買っていたから。そこの客層は観光客、なんなら日本人だらけでした。

渡仏後に近所のスーパーへ行ったときのこと。お店のカゴを持って歩いていると・・・目の前で買い物をしていたフランス人が
商品をエコバッグへイン!

え!?え!?と驚いているとそのフランス人は素知らぬ顔。そしてよく見るとエコバッグは商品でパンパン!さらにさらに、同じことをしているフランス人が他にも!

パリでは「商品を一旦自分のバッグに入れ、お会計時にそこから全てを出しお会計、また自分のバッグへ入れて帰る」というスタイルがあったのです。お会計時にバッグの中身は空だよ、というのを見せている人もいます。知らないとびっくりですよね。

私より在仏歴が長い友人に「フランスに来て一番びっくりしたよ〜」と話すと彼女は『え?日本ではダメなんだっけ?やばい、日本のこと、もう忘れた』とすっかりフランスに染まっていました。

もちろんお店のカゴを使う人もいるし、Caddie(キャディ)と呼ばれるショッピングカートも多く使われているので、自分のCaddieを一旦レジ前に預けてカゴでお買い物、スキャンが終わった商品はレジ前から回収したCaddieに入れて帰る、というパターンも多いです。(入口でCaddieを預けずにCaddieに商品を入れてお買い物をし、レジで全部出してまたCaddieに入れている人もいます)

カートはたくさん入るし手に重い袋を持つより楽でオススメ!レジ袋が有料になった日本でも絶対便利。

tabizine.jp

 

 

量り売りが基本

野菜、果物、チーズなど、パリでは(フランス、いや欧州全体?)量り売りがメイン。もちろん袋詰めされたりパックになっているものもありますが、使いきれないほどの量があったりするので量り売りで買うのが断然オススメ。

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薄手のビニール袋や紙袋が置いてあるので、そこに欲しい商品を欲しい量だけ入れてはかりに載せます。はかりのタッチパネルメニューから該当の果物や野菜を押すと計量されてシールが出てくるので、それを袋に貼ればできあがり。

ものによっては1個あたりの値段だったりするのでそれは量らなくてOK。1個単位だとタブレット上にも出てこないので気づけます。

小さなスーパーだと売場にはかりがなくてレジで量ってくれます。こうやって食べ物の名前を覚えていきました。
この作業だけだとスペルはわかっても発音しないので読み方が怪しかったりはするけど、、フランス語は読まないアルファベットがあったりで読み方が難しい

 

魚介類も基本は量り売り!
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お肉も量り売り。マルシェだと鳥やうさぎがまるごと売られているのでちょっと苦手です…(以下には写っていませんのでご安心を)



 

牛乳が常温

これにもびっくり!どうやら高温殺菌しているかららしいです。(気になる方はネットで調べていただくと色々出てきます)

種類も豊富で、低脂肪とかBIOとかライスミルクとかクリーム系とか色々あるので、よく知らないとどれを買えばいいかわからず困る!

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セット商品を1つ単位で買える

牛乳やミネラルウォーターなどはビニールでくくって「6本1セット」などで売られています。それをそのままセットで買ってもいいし袋を破いて1本単位で買ってもOK。必要な量だけ買えて便利。日本だとこうはいかない気がする。

最初何も知らなくてセット商品なのにビリビリに破られていてびっくりした。

ただし以前フォローアップミルクを1本買おうとした際に一度だけ「これはセットじゃなきゃ買えないのよ」と言われて6本買わされそうになったこともあったので注意(結局「1本だけ欲しい」と伝えて1本単位で買えるものを教えてもらった)。めったにない気がするけど。
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フランスの生クリームは全然固まらない。脂肪分の高いものを買ってもダメで、固める粉を使っていました。マスカルポーネを混ぜるのでもいいらしい。 

 

乳製品が豊富

外国って乳製品が多いですよね?アメリカへ行った際もスーパーでわくわくしたのを覚えています。フランスも農業大国だけあってか(?)乳製品が豊富で毎回目移りするほど。
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日本に帰って「Petit Suisse:プティ・スイス」が食べられないのが残念。プティ・スイスに関してはこちら

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レジ係の驚き

座っている
これは外国ではまあまあ見る光景。私はいいと思います!同じ場所で仕事し続けるんだから座った方がいいよね。フランスでは「お客様は神様」なんて精神は皆無、むしろ店員が神様くらいなので座るのは当然です。

よくしゃべる
レジ係もお客さんも必ず「ボンジュール」「メルスィー」「オボワー(さようなら)」という挨拶は言います。日本みたいにお客さんは何も言わない(フランスに言わせると「無視」)はありえない!!!

そして挨拶どころか世間話を始める。フランス人はおしゃべりなので顔見知りだろうが初見だろうがまぁよくしゃべる!だらだら長話を始めるからレジが進まず長蛇の列、なんてことも。こうなると列の他人同士が「まだ進まないわね」「早くしてほしいわ」なんて話し出すことも。フランス人は誰とでもしゃべるんですよね。

態度が悪い
お客様は神様ではないので、レジ係は自分の機嫌が悪いと態度も悪い。平気でにらみながら商品をスキャンしたりしてくるので驚き。


レジで待たせる

今度はお客さん側。

「ひとつ買い忘れた」
「商品を間違えた」
などで自分のレジを抜けて何かを取りに行ったりするのですがとにかく急がない。なのでレジがストップし進まない。

日本人だと
「後ろを待たせるといけない…」
と走って取りに行くか諦めるか、じゃないですか?フランス人にそんな気持ちは微塵もない。

本当にすごいのフランス人。
自分が優先、周りは気にしない。もちろん全員ではないけれど。仲良しのフランス人マダムがこう言って同じフランス人にうんざりしていました。

周りを気にする日本人と足して2で割るとちょうどいいのに、とずっと思っていました。

 

むき出しのまま持って帰る

レジ袋が有料なので、ちょっとした買い物やエコバッグがない場合、自分のバッグが小さくて入らない時は袋を買わずに商品をそのまま抱えて帰る方もたくさん見かけます。とんでもない量をテトリスのように抱える人も…!(フランス人は何を持っていてもかっこいい。バゲットを持っているのは当たり前の光景!)

またレジ係は袋詰めをしません。商品をスキャン後にレールに流されるので、そこで自分で袋詰めをします。前の人の袋詰めが終わっていなくてもお構いなしでどんどん次の人の商品をスキャンして流してくるので、自分が袋詰めしている時は最初は焦りました…。フランス人は人のことなど気にしないので焦る必要は全くないんですけどね、日本人はドキドキするのです。
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日本に戻って思うのは「フランスは食が豊か」ということ。もちろん日本にもたくさんの食材があるし各国料理が気軽に食べられるレストランがたくさんある。

だけど、フランスはマルシェがそこら中にあって新鮮な食材が買えること、1個単位で無駄なく買えること、日本にはないような食材があること、そして旬のものは旬のときに出回る・買えるということ。

夏の食材を無理やり冬にも作って食べられたとしても、それは体を冷やす食材だったり。旬のものはその時に食べることに意味があったりするんですよね。

四季が感じられて自然のままを味わえる。フランスの食文化には古来人間が本来接してきたことがそのまま受け継がれているというか、そんな風に感じました。

 

 
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