本帰国にあたり日本で新たに賃貸住宅に住むため家具を一通り揃える必要があり、悩みに悩んだ家具選び。
我が家は夫婦ともにモンテッソーリ教育に共感していて、息子をモンテッソーリ幼稚園へ通わせています。なので家具選びでは「息子がひとりでできるサポートとなる家具を揃えること」を第一に考えました。
キッチン用
息子が自分で食器の出し入れをできるように「見せる収納」を優先。そういうのってなかなかなくて。(ネット通販で安くてオシャレなものはあったけど、耐久性とかどうなんだろう?と)
そこでやっと見つけたのがこちら。
右側が棚になっています。
小さな子でも扉をスライドでき、食器の出し入れが簡単。物が多すぎても良くないので、お茶碗、コップなど、よく使う数種類をおけるちょうど良さ!
ちなみに食器棚を検索していて多かったのはこんなタイプ。引き出し式だと何が入っているか見えづらいし、子どもの身長で見えるのは一番下の引き出しくらいかな?普段も使いづらそうかなと。(もし使いやすかったらごめんなさい)
小さいうちは「いたずらしよう!」なんて思っていないはず。大人にはいたずらに見えても子どもには色んなことが全部勉強、経験(だと私は思っている)。
キッチンでタッパーやコップを全部出してみたり並べてみたり、ティッシュやトイレットペーパーを出してみたり。それは指先の運動だったり物の形の理解だったり様々。
なので、キッチンスペースも「子どもを入れない」「扉が開かないようにする」のではなく、安全にした上で子どもが色々触れるスペースにする方がいいんじゃないかと私は考えています。
我が家は息子がキッチンに入って色々触っても大丈夫なようにしてあるので、息子は何か飲みたい時に自分でコップを持ってくるのはもちろん、たとえば風船をコップの上に置いて「ママ、気球だよ!」といった具合に、「必要な物がすぐに自分で手に取れること」は普段の息子のアイディア創出にも役立っています。(といってもアイディア自体は彼が生み出しているものなんだけど)
「秩序の敏感期」だった頃の息子。本当によく並べていたなぁ。ホテルへ行っても冷蔵庫のドリンクを出して一列に並べたりしてた。
これも秩序の敏感期を知らないと「いたずらしないで!」と注意しちゃいそうなこと。だけどすべてが子どもの大事な成長期。
教具棚(おもちゃ棚)
我が家は本格的なモンテッソーリ幼稚園に通っているので教具は家には置いていません。先生にも用意する必要はない、家にあるもので家でできることをしてねと言われています。
息子が好きなものを飾る、片付ける棚。モンテッソーリ園の教具棚を意識はしているんだけど、そこまで長い棚は置きづらいので増やせそうなものを探しました。
ニトリのNクリックはネジもいらず組み立てが簡単。ワイドを横にして別売りの追加棚をつけると、縦3段・2列のカラーボックス型になります。必要であれば増やしていける。これに決めました!
絵本たて
絵本は専用のマガジンラックがあると良いと何かで読んだので買おうと決めていました。絵本だけにフォーカスしたかったので、子どもの身長で手に取りやすいこちらを。
検索するとこのような↓下に収納があるタイプの方が多かったのですが、これだとごちゃごちゃ感が出てしまうので避けました。(その時に必要なものだけを提示するのが重要なので、余計な収納はいらない)
子ども用机
パリでは納得できる椅子&机のセットに出会えなかったので、日本では絶対買おうと決めていました。1人用にするか大きめか悩んで、1人用は小さいものが多かったのでこちらを購入しました。
1人用→4人用でサイズは4倍になるわけではなくあくまで「少し大きいかな?」くらいなので、大きめの方がお絵かきや作業をする際に良いかなと思い大きめを。お友達が来て2人以上で座ることもありますしね。
パリで子ども用の机と椅子を探したい方はこちらをご参考に。
バッグ・洋服掛け
これはお出かけセット一式がまとまって、息子が自分で片付けたり手にとったりできるように購入。
ポールハンガーで探すと高さはバラバラ(小さい子向けの80cmのものや、成長に応じて伸ばせるものもある)、かける場所が少ないもの・多いものまで様々。
ただし、あまりにかけるスペースが多いと良くない(子どもが混乱して手をつけられない)ので、あまり多くないものにしました。
あと、私は知らなかったのですがランドセルをかけられるタイプもあって。ランドセルはまだまだ先の話だなぁとは思いつつ、かといって買い換えて捨てる(売る手もあるけど)のは資源の無駄。悩んで結局、ランドセルをかけられるタイプにしました。ランドセルでなくても普通に色々かけられますし。
ここに幼稚園のリュックやお出かけの帽子をかけると良さそう。
トイレの踏み台
これも欲しかったもの!パリではなかなか探せず。(単なる踏み台はあるけど、そうじゃないものが欲しかった)
簡易なものもありましたが、最終的に購入したのはこの木製のしっかりしたもの。大人も乗れる対荷重で、穴部分は板とネジで塞ぐことができ、トイレの踏み台として不要になっても踏み台や玄関で靴を履く際の補助椅子にできるというもの。 (気になる方はご自宅のトイレサイズにあうか必ずチェックしてくださいね)
ちなみに、洋式トイレは腸に負担がかかる姿勢らしく、大人も踏み台に足を載せるのがいいという説もあるそうです。
・・・と、私もモンテッソーリ教育を深くは理解していないものの、本で読んだり幼稚園の先生と話す中で気になったポイントで家具選びをしました。
モンテッソーリ教育に関する本はたくさん出ていますが、かいつまんで取り入れ方だけ説明している本も多いです。(私は偉そうなことは言えるほど教育を知らないのですが)本質を理解しないとなぜ良いのか?なぜ子どもに必要なのか?が理解できない気がします。
モンテッソーリ教育に興味のある方へは相良敦子先生の本がオススメです。
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