我が家が実践している方法を紹介します。
過去にこんな記事も書きました。
- 1.涼しいうちに窓を開けて冷気を入れシャッターを閉める
- 2.サーキュレーターを回す
- 3.涼しい店で過ごす
- 4.水族館へ行く
- 5.水遊びをする
- 6.クーラーを買う
- 7.ホテルで過ごす
- 8.一時帰国する・涼しい国へ行く
パリにも猛暑日がある
基本的には日本に比べて過ごしやすいパリの夏。湿気がなくてカラッとしているし、さほど気温も上がらない。はずが…?
2016年の夏はそれほどでもなかったけど、2017年は35度越えが3日ほど(あとは過ごしやすかった)、2018年は35度超えが1週間ほど・30度超えが一ヶ月近く続いたような気がします。たった3年の経験だけど毎年暑くなっている!偶然?それとも地球温暖化の影響で確実に暑くなってきている?(逆に、冬は雪が降らないと聞いていたのに過去2年は積もるほど降ったし、本当に天気が変なことになっている?)
以下、在仏の方は「知ってるよ!」という内容かと思いますが、これから渡仏される方もブログを見てくださっているので私が実践している暑さ対策を紹介します。
1.涼しいうちに窓を開けて冷気を入れシャッターを閉める
どのお宅もほぼこれに限るのでは?これはフランスだけでなくドイツなどでも行われている方法らしい(私の父が日本のラジオで聞いたそう)。
太陽が昇る前、朝の涼しいうちに窓を全開にして涼しい空気を取り込み部屋の温度を下げます。そして外気温が暑くなる手前でシャッターを閉める!夏の日差しは少しでも明るいので我が家は日中シャッターはほぼ閉めて、床から数センチだけの明るさだけで過ごしていました。
私は昨年暑さに耐えきれず夜電気を消して窓を開けたところ蚊に刺されてひどい目にあいました。蚊はいないって聞いたんだけどな…ものすごく腫れてかゆみ(痛みすら)もひどかった(涙)ただ日本に比べて圧倒的に蚊が少ないのは事実。ゆえに網戸がありません!でもやっぱり蚊に悩む方はいるらしく網戸をDIYできるキットが売っているそうです。
あと、ネットで調べたら寝ているときに「プーン」という蚊の飛ぶ音が聞こえたらスマホのライト等で近くの壁を照らすと壁に止まっていると書いてありました。実際にその方法を試してみたら頭上の壁にいて退治できました!蚊からは血が出たのでおそらく私の血だったのでしょう…。良かったら試してみてください。
我が家はパリで家を決める際に「子どもがいるから日当たりがいい方がいい」と東向きで陽が良く当たる家にしました。毎年この猛暑日がくる度に「しまった、日当たりが良くない家の方が良かった」と思っていたのですが、フランス在住歴が長い方にその話をしたら「西日の方が時間が長いので、東向きはそっちよりいいよ!」と言われ『なるほど!』と思えました。確かに東向きは午前11時頃には陽が入らなくなるし(季節によって時間は変わります)。午後いっぱい陽が入り続けるよりはマシだったかもしれません!実施は北向きの部屋が人気みたいですね?
日当たりは好みの問題もあると思いますのでご参考までに。あとシャッターはあった方がいいです!この暑さ対策の他に、夏は22時過ぎても明るいのでカーテンだけでは明るさを遮れないかも。小さい子どもの寝かしつけにはシャッターで暗くできる方が良いと思います。(防犯にもなりそうですし)
2.サーキュレーターを回す
これも手軽にできる方法。サーキュレーター、扇風機などで風を循環させるだけでも涼しく感じます。小さいお子さんがいらっしゃる方は危険のないようにしてくださいね。我が家はサーキュレーターをベビーゲートで囲って息子の手が届かないところで回していたのと、ダイソンの羽のない扇風機「Hot & Cool」を併用していました。
★アマゾン・フランスのサーキュレーターの商品ページ一例
3.涼しい店で過ごす
お店であれば冷房がきいているところもあるのでそこへ避難という方法も。ただし冷房がないお店もあります。冷房があるレストラン・カフェではわざわざ「冷房あります!」という貼り紙をしているところもあったり。
子連れで行くならお買い物ついでにスーパー(私も昨年は無駄に時間をかけて買い物してました・笑)、あとは本屋さんやおもちゃ屋さんなら子どもも退屈せず多少長くは過ごせるのでは。昨年はここにお世話になりました↓冷え性の私は寒くなるほど涼しかったです。
私の大好きなボン・マルシェはあまり涼しくなかったかな。ただ食品館・特に鮮魚売場は当然涼しかったです。そこにずっといるわけにはいきませんけどね…。
4.水族館へ行く
お子さんをお持ちの方は結構行かれていると思う、トロカデロにある水族館。大きい施設ではないのであっという間に見終わってしまうのですが…暑さには変えられない!ということでここで過ごすのもアリ。
5.水遊びをする
我が家のバルコニーは直射日光が当たり暑いので、昨年はシャッターを閉めたリビングで息子と水遊びをしました。床にジョイントマットや布を敷いて小さいビニールプールに水をはって。私は手でプールの水をパシャパシャしただけ、足には少し水がかかっただけでも十分涼しかったので、息子も涼しかったと思います。
ただし床によっては濡れると良くないものやタイルだと滑って危険なので室内ではしない方がいいですし、昨年息子はまだピチャピチャするくらいだったので大丈夫でしたが、激しく遊ぶ子は周りが水浸しになるかもしれませんのでご注意くださいね。日差しが当たらないベランダ・バルコニーがあれば外で水遊びもいいかもしれませんし、なんなら水風呂でもいいと思います!(湯船で)
6.クーラーを買う
駐在期間が2年とかだと勿体無いですが、数年滞在予定なら買うのもアリかなと個人的には思います。毎年ほんの数日しか暑くならないものの、その数日が命の危険を感じるレベルであれば。昨年は38度まで上がり、1歳児とそれを数日やり過ごすのは本当に辛かったです。夫は会社で冷房のそばらしく「寒かった」と言っていて、なんなのこの差は…と思いましたけど。
昨年はDARTYへクーラーを見に行ったところかなり売れていました!こちらで売られているのは空気清浄機みたいな据え置き型。壁に工事をしない分、熱気を逃すホースを窓から外へ出す必要があるんですけどね。ご家庭なら窓を開けてホースを出すのでいいと思いますが、お店だと壁などに丸い穴を開けていて日本では見ない光景にびっくりした記憶があります。
7.ホテルで過ごす
我が家、昨年はこの方法を取りました!あまりに安いホテルだと冷房がないかもしれませんが、ある程度のホテルであれば冷房はあるかと。たった数日のためにクーラーを買うよりは物が増えずにすみます。でもホテルの値段によってはクーラーを買った方が安上がりかも。
大人はなんとか我慢したりお店で長時間過ごせても、小さい子どもにはそれが厳しいこともありますので、ホテルは手っ取り早いかなと。プール付きであれば涼しく遊べますしね!
8.一時帰国する・涼しい国へ行く
最後の手段!?昨年はこの案も検討しました。30度くらいならまだしも、38度が数日続くと夜も室温が下がらずクーラーを買う以外に室温を下げる手立てがなく、もう命の危険すら感じて。子どもが寝苦しそうにしているのを見るのが辛かったです。うちの子はものすごくお水を飲む子なのでよかったですが、子どもにはとにかく水分(塩分も)を摂らせて熱中症・脱水にならないように気をつけないとですね。
そんな状況だったので私は息子と一時帰国を考えましたが(日本にはエアコンがあるので)、数日ホテルへ避難+暑さが弱まったので一時帰国は無しに。
日本は遠いのでパリよりもっと北へ旅行するという方法もあるかと思います。ただ昨年はフィンランド(ヘルシンキ・ナーンタリ)へ行ったらかなり暑かったので、もっと北へ行かないと涼しくないかもしれません。
ちなみに私はAccuWeather予報というサイトを愛用。iPhoneの天気って当たらない気がして。AccuWeather予報はまあまあ当たる気がするし、毎時予報とか25日の長期予報とか種類があって便利です。
パリの25日間天気 - フランス、パリのAccuWeather予報 (JA)
以上、あくまでご参考までに。一瞬はどんなに暑くても必ず落ち着く日がきますし、毎年8月も下旬となれば長袖が必要なくらいだったと思います。7、8月は今の所30度超えの予報はないようですし、この1週間の辛抱ですね!
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