パリでは暑い日が続いています。
今日はようやく風が涼しい一日でしたがまた暑さが戻ってくるそう。こんなに暑い日が続くのも珍しいようです。夏だけでなく春が来るのが早まったり冬には雪が降ったりと、パリでも異常気象は起こっているそうです。
パリの夏
総じて「過ごしやすい」と言われています。それは日本ほど気温が上がらずかつ湿度が低いから。昨年過ごしてみて確かに真夏でもカラッとして風が気持ちよく涼しかったです!ただし私は日差しは日本より強い(痛いほど)と感じます。実際のところはわからないけれど…。ひなたでは天気予報による最高気温より体感温度は高めかな?
それでも30度を超える暑い日もあります。30度なんて日本の方からすれば「低いよ!」と言われそうですね。でも30度でも十分辛いのです。なぜなら…
パリには冷房がない
以前もブログに記載したかもしれませんが、パリのほとんどの自宅にはエアコン(冷房)がないそうです。噂によると新しめのアパルトマンに住む一部の駐在員のお宅にはあるとか?私の周りでは聞いたことがありませんが…。
店舗やオフィスでは時折エアコンが設置されているのを見かけますが日本のものとは全く別物。縦型で、日本の空気清浄機の大きい版とでも言いますでしょうか。太い室外排出パイプ付きなので入口のドアを少し開けてそのパイプを出した状態、もしくは入口ドアにパイプサイズの穴を開けてパイプだけ出しているところも。
パリで売っている冷房を自宅に設置したらかなり圧迫感があるし、使ってもおそらく年間で数日だけの話。昨年38度まで上がった時はさすがに「欲しい!!」と思いましたが結局我慢しました。38度まで上がって冷房設備がないと部屋の温度は下がりようがないので、夜も本当に辛かったです。大人はなんとか我慢できても、とにかく赤ちゃん・子どもはかわいそうでした。
室内の冷やし方
ということで、まずは部屋の温度を上げない工夫がなされます。それは「シャッター」!日差しが入らないように日中でもシャッターを閉めて過ごすのです。私の家は午前中に日が入り午後には陰ります。なので午前は閉めていますし、部屋から見える家々は我が家とは反対になるので午後からかなりの家がシャッターを閉めています。閉まっていない部屋を見ると「大丈夫かな、、」と心配になることも。ただし、残念ながらシャッターは全家庭ににあるわけではありません。
そして日差しを遮ることと一緒に涼しい時間帯に窓を開けて冷気を入れることも重要。そうでないと部屋の気温が下がりません。よほどではない限り日中30度を超える日でも朝晩は多少気温が下がるので、この時に窓を開けて室温を下げるのです。日本と違って蚊がほとんどいないので(多少はいるし、何か違う虫に刺されたりもしますが)、網戸なしで窓を開けても気になりません!日本では信じられないですよね。そうそう、網戸もないのです。
この「日差しを遮って涼しい時間帯に冷気を入れる」のは、他のヨーロッパの国でも行われている方法のようです。日本に住む親から「ラジオでドイツ、イタリアでも同じように冷やすって聴いたよ」と言われたので。
日本の便利グッズ
そうは言ってもうまく部屋を冷やせないこともありますし、外出時に困ることも。そこで日本からこんな便利グッズを持ってきて活用しています。
ベビーカー用の保冷剤
敷きパットは毎日使用していますし、外が暑い日のお出かけ時にはベビーカーに取り付けるシート(保冷剤入れ)も気持ち良さそうです。これをしていると息子の汗が減っているように思います(個人の感想です)。ベビーカーシートは先日出かける直前に保冷剤を冷やし忘れていたことに気づいたので、暑くなってきたらまず忘れずに冷凍庫に入れないと!
脇の下を冷やすタイプとおでこに貼るシートは発熱時にも使用。シートは嫌がってすぐ取ってしまうことがほとんどですが…。 あとは我が家はお弁当を持って出かけることがないのですが、保冷バッグやペットボトルカバーもあると便利ですよね。
保冷グッズはパリよりも何倍も暑い日本の夏の方が活躍しそうですね。日本には便利グッズがたくさんあって最高です!
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