パリ・東京でモンテッソーリな子育て

駐在妻によるパリ生活・モンテッソーリ教育・東京子育ての記録。パリの託児所・幼稚園・習い事の情報なども。

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【保活】モンテッソーリ園の見学で思ったこと

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私が気になったことを少し紹介します。


パリから日本のモンテッソーリスクールの保活記録はこちら 

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HPだけでは参考にならない

パリから実施した日本の保活。電話で問い合わせをしたこともありましたが(電話対応のみの園もあり)、情報としては当たり前だけどネット検索が圧倒的に収拾できます。そのため基本は各園のHPを見て比較しました。
(本当は知りたい「口コミ」。通っていた園なら多少は出ますが、現在通う幼稚園や保育園の口コミはほぼ見つけられず。まぁこれは当然ですね。)

HPを見て「良さそう」と思った園をいくつか絞って見学へ行きましたが、本当に「百聞は一見にしかず」だなと感じました。


見学して感じたギャップ

本格的なモンテッソーリスクールを求めていた私が気になった点は、例えば


A園では先生が大声で子どもたちに話しかけたり指示をしていた

→モンテッソーリ教育では教師は基本話すことはせず、最初の提示(それすら言葉は使わないですが)、子どもが困った時に声をかける程度で教室は静かな環境です。A園は全くそうではなかったです。

 

B園では縦割り教育ではなく「年少」「年中」「年長」とクラス分けをしていた

→モンテッソーリ教育のいう「小さい子は大きい子を観察をし、真似をすることで成長する」「大きい子は小さい子に教えることで自らの理解を深め成長もする」が、ここではできないと感じました。


こういうところはHPだけでは決してわかりませんでした。実際B園のHPには縦割りクラスと記載がありましたし。


ただし、例えばこのような教育方針のご家庭

・子どもには活発に過ごしてほしい
・リトミックや英語などのアクティビティがあるとよく、その一環でモンテッソーリ教育もあるとよ

というような場合であれば完璧なモンテッソーリ教育を求めてはいないので、私が「無い」と判断した園もこのようなご家庭には「有り・候補」になりうると思うんです。

なので私が例に挙げた視点で一律に「あり・なし」を判断されるのではなく、あくまで各ご家庭で求めるものを基準に見学・入園判断をしていただければと思います。

 

プリスクール体験

0〜1歳くらいのうちはフルで預かっているモンテッソーリスクールはあまりないような気がします。週1〜2回、1回あたり午前の2時間のクラスなどが多いのではないでしょうか。(最近この年代向けのスクールを見ていないので最新の事情はわかりませんが、、)

モンテッソーリスクールが気になる場合、まずは週1日でもこういったスクールに通われてみるのもありだと思います。私が見学して本当に園によって全然違ったように、プリスクールや先生も「ここがいい」という園があったり、しっくりこないというのもあるかもしれません。


そして最後は先生かなと思います。熱心な先生、モンテッソーリ教育をきちんと学んだ先生(資格をお持ちの先生がいらっしゃる園がより良いと思います)であれば、先生から雰囲気の良さが滲み出ていると思います。そして「この先生なら子どもを預けたい」と思えるかどうか。

息子が通う園は本当に教室の雰囲気も先生もあたたかくて、私が見学をして感じた「居心地の良さ」は間違いではなく、「息子をここに通わせたい」と思い実際に通い出してから息子も本当にこの園が好きで、通うお友達たちの雰囲気も本当に良く、すべてに感謝の環境です。

どこかに通うまでは子どものことを一番知っているのは親なので(園に通い出したら先生の方が子どもをよく見てくださっている・観察してくださっていると感じることは多々でてきます^^;)、「この園は息子に合いそう」「ここなら楽しく通えそう」という親の直感は当たるものだなぁと感じたものです。もちろん環境がよくても何かに悩むことがあるかもしれませんが(お昼寝やトイトレ、小さな子だとお友達を引っかいた等)、パリ・東京の園ともに困った際も納得できる形で先生方が対処してくれたり家でのアドバイスをくださっています。見学時点で「この園・先生はちょっとな、、」と思う場合は困った時にもしかしたら不安があるかもしれませんね、、

息子はまだハイハイ時期に最初の見学に連れていき、初めての環境なのに教具に一目散で先生にサポートしていただきながら夢中でお仕事をしていて、子連れでの見学・体験もとても良い経験でした。

 

自宅で取り入れられる「モンテッソーリ教育」の最新本

今年の8月にこのような本が発売されたそうです。
私自身まだ手にとっていないのでなんとも言えないのですが、モンテッソーリ教育はスクールがすべてではないので、ご自宅で少しでも取り入れたいという場合は良さそうな気がします。

「自宅で取り入れられる」ことにフォーカスした本はたくさん出ていますが、「なぜこのお仕事が必要なのか」「何につながるのか」までつながって理解しないと子どもへの提示や対応等が正しくできないと思うので、色々かいつまんでまとめられた本(だけ)ではなくモンテッソーリ教育の先生が書かれた本もあわせて読まれるのがオススメです。

海外の短期プログラム

かつて海外でこんなプログラムを見つけてこういうのもアリだなぁと思ったことがあります。
・現地のモンテッソーリスクールに短期体験入学ができる(1ヶ月〜)
・日本の夏休み期間だけのサマープログラム(小学生〜)

子どもを預けている間に親も英語学校に通えるプログラムがあったり(そういうのがないプランももちろんあり)、私は息子を英語に触れさせたいと思っていたし自分自身の英語力も向上させたいと思っていたので魅力に感じました。

現実的には小さな子と母子2人だけではけっこうキツイけれど、今はパパも同時に育休を取っているご家庭もあるし、行こうと思えば行けるかも?

ただし今はコロナ禍なので実施していない、行くと危険なところもあると思うのでおすすめできませんが。

 

あとは初めてモンテッソーリ教育を体験する・留学メインならまだしも、これから長く通わせたいならこういったものよりやはり普段通える園探しが重要ですね。