駐在先のパリから実施した保活。
バリバリ働いていた私は泣く泣く退職してパリへ行ったのですが、もし駐在がなかったら産休・育休を経てあまり何も考えずに「認可保育園」を狙っていたんだろうなと思います。
※認可保育園が良くないという話ではなく、私自身が保活にあたって何の情報収集もしなかっただろうという意味。
一度社会を離れてパリで過ごし、幼児教育というものを考えるようになりました。現地の教育に触れなかったら現在の日本での保育・教育環境はありません。なのでまずはフランスで触れた教育、知った考えなどをまとめました。
フランス(パリ)の保育の考え方
フランスでは女性が働くのが当たり前(100%に近いのかな?)。専業主婦はおそらくほぼ存在しないはず。(私には1人だけ専業主婦のフランス人の友人がいますが)
なので子どもは0歳から預けるorシッターさんが見るのが一般的。たとえ働いていなくても私も周りのフランス人から「どうして預けないの?ママの時間だって必要でしょう!預けてワインでも飲みに行きなさい!」と言われたこともしばしば。
日本ではいまだに「こんな小さいうちから預けてかわいそう」と言われることもあるんだとか。考えは人それぞれですが、「母親がすべて抱え込まなくていい、息抜きしたっていい。」そんなフランスの考え方が私には合っていました。
乳児期を日本よりパリで過ごせて私には精神的によかった!!
我が家のパリでの「子どもの預け先」選び(0−1歳)
0歳〜の頃はまずは託児所を利用するかどうか。
夫:フランスにいるから現地の託児所を利用しては?
私:こんなにかわいいし私が面倒を見られるから預ける必要はない!
と最初は意見があわず。
だけど生後半年経って家の中を動き回って目が離せなくなったり、基本的にはあんまり泣かない子でしたが時々大泣きして私がまいったり。なので私も「週に数時間でもどこかに預けたい」と思うようになりました。
でもせっかく外国にいる。日本ではないのだから日本語環境にあえて預けたくはない。
(これはあくまで我が夫婦の考えです。これは各家庭それぞれ考えは違うと思います。パリでできた友人の中には「絶対日本語環境でしか預けない」というご家庭もありました)
それが叶うのがhalte-garderie(アルト-ギャルドリー)。働いていないママでも預けることができるパリの託児所です。
いざ預けよう!と決めたらトントン拍子に手続きが進み、週3回預けることになりました。 (夫に頼らずフランス語のHPを調べたり区役所へ話を聞きに行ったりギャルドリーに面談に行ったりすごく楽しかった・・)
我が家のパリでの「子どもの預け先」選び(1歳後半〜)
ギャルドリーに通ったら、何もしなければ満了まで通って3歳から現地の幼稚園へ、というのが通常の流れです。もちろん日本人幼稚園に移る道もあります。
ただし夫は「フランスにいるのだからフランス語を」、私は「日本に帰ったら英語だし世界的に見ても英語が重要だから英語環境に置きたい」と意見が合わず。
そこでどこへ通わせるか?なのですが、元々興味のあったモンテッソーリ教育を調べたら学校はいくつでもある。しかもたいていが仏英バイリンガルスクール。もう「ここだ!」という感じでした。フランス語のサイトをめちゃくちゃ検索しました!!
通える範囲で良さそうな何校かに見学を申し込み、見学して良いと思ったスクールに無事入学することができました。そして素晴らしいモンテッソーリ幼稚園ライフをパリで過ごすことができました(息子+私も)。
パリの公立幼稚園は3歳〜ですが、私立幼稚園は早いところで2才から通えます。モンテッソーリスクールや英仏バイリンガスクールはみんな私立なんですよね。逆に言えば私立なら色んな教育の選択肢があります!(仏独バイリンガルスクールとか、アートや音楽に特化した幼稚園とか)
この経験を経て、やっぱりモンテッソーリスクールはいいなぁ、近いから通うというのではなく好きな教育方針から幼稚園を選びたいな。日本でも絶対モンテッソーリ教育を続けたいと思うようになったのです。
続く。
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