正確には「筆作り」の準備のお話です。
生まれた時から髪がふさふさ
妊娠7ヶ月のエコー検査で「ほら、これは髪の毛ですよ。フサフサですねー」と先生に言われていた息子。エコーに髪の毛が映るのもすごいし、それを見分ける先生もすごいなと思った記憶があります。
嘘か本当か、つわりがひどいと赤ちゃんの髪の毛がフサフサだとネットで読んだことがあります。妊娠判明時から出産当日までひどいつわりだった私。出産直前もどうにも気持ち悪くてやっと眠れたのが朝の4時だったり…。おかげで(?)出産の方が楽でしたけどね!
私は1歳頃まで赤ちゃんの髪は切らなくていいかなと思っていたのですが(単純に知識がなかっただけ)、息子は4ヶ月を過ぎるとお風呂上がりになかなか髪の毛が乾かなくなりました。6ヶ月を過ぎてようやく気づく。「髪の毛が伸びたから乾かないのでは・・?」と。←遅い(ママ0年生ですから)
妊娠中は特に「赤ちゃん筆(胎毛筆)」には興味はなかったものの、いざ産まれてくれると息子の何もかもが愛おしい…。初めて切った息子の爪を取っておこうとした夫が自分で失くしてしまい落ち込んでいたこともありました(笑)
そんなこともあり、せっかくだから髪の毛は筆にしようと夫婦で合意。筆の老舗で職人さんが作ってくれるところが良かったので、色々調べて熊野筆 文宏堂さんにお願いしました。筆の種類が選べたり、カールしている髪の対応も「カールを活かすorまっすぐにする」が選べた気がします。
パリでは専用のカットがない?
日本では赤ちゃん筆用にカットを得意とする理容室があるようです。パリではそんな専門のところはおそらくなく、日本人美容師さんがいても経験があるのかどうか・・・。
なのでパリではカットせずに伸び放題だった息子の髪。
家族がパリに遊びにきてくれたタイミングで、HPのカット見本を参考に、私が「えいや!」と切りました!家族に髪を託して日本で発送してもらいました。
ちょっと毛量が少ないかな〜と思いましたが、結局少し髪の毛が残るくらいで筆が作れたそうで問題なかったです。
駐在中、入れ替わり立ち代わり何度も遊びに来てくれた家族・友人には感謝しかありません。食品などいつも大量に持ってきてもらったので。
日本で無事、筆になる
家族に日本で髪を発送してもらい、「毛量も長さも問題なかったので筆作りに取り掛かります」と連絡をいただきました。こういう丁寧な対応が嬉しいです。
筆の注文は混み合っていて通常より時間がかかったそうですが、後日無事に「赤ちゃん筆」となって日本の実家に届きました!
こちらも良い記念です^^
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