パリ時代の下書きが溜まっているので突然ですが振り返り記事です。
パリで息子のお食い初めをしました。引越しのドタバタがあったりで少し遅い実施に。すでに離乳食を始めてからでした。
息子が初めて食べ物を口にしたのがパリ。なので、フランスっぽい食べ物で一生食べ物に困りませんように、という想いを込めて。
食器とお赤飯(レトルト)は日本から持参しました。
何やら写真に色々写り込んでいますね・・笑
赤い鯛が手に入らない!
道具はバッチリ、メニューも決まった。
ところがお食い初めに欠かせない赤い鯛が売っていない!赤いものが、よりめでたいらしくて良いようです。
パリで鯛といえば黒い鯛。他は何かで代用できても鯛は赤いのを準備したい!ということで、スーパー、お魚屋さん、マルシェを探し回りました。
鯛はフランス語で daurade または dorade (ドハード、のような発音)。鯛自体はだいたいどこにでもあります。そこで「赤い鯛はありますか?」と聞きたくて「赤」の単語 「rouge 」で聞いても「?」という反応をされ。
何軒も回って言われたのが
「赤いのなんて無いよ!」
「これが赤だよ」←実際は黒い
「赤い鯛はdaurade royalね」
と、お店によって知識や感覚がマチマチ。そりゃ外国人は困るわ。
お食い初めをする日は決めていたので、赤い鯛の購入はその前日・当日に賭けるとして、その前に黒い鯛を買って焼く練習をしました。近所のお魚屋さんで購入、「鱗や内臓はどうしますか?」と言われ、取ってもらうことにしたらヒレをハサミでバチンバチンと見事に全部取られました・・・汗
お試しの日で良かった・・・
すっきりした(笑)鯛を持って帰り塩をふり、予熱したオーブンで焼いてみたところうまく焼けました!!せっかくの白身魚ですが塩分があるので大人だけで美味しくいただきました。
練習は無事終了。
お食い初め前日
赤い鯛のチェックに、先日黒い鯛を買ったお魚屋さんへ行ってみるとなんと赤い鯛がある!!!38ユーロでした。日本の相場はわからなかったけど高いですよね。だけどなかなかお目にかかれなかった赤い鯛、そしてお祝い事なので迷わず購入。前回ヒレを全部取られたので今回は鱗取りのみお願いしました。
鱗のみ取ってもらったので、エラや内臓を取ったりは私がやらないと。翌日初めて鯛のエラ取りをしましたが硬いんですね。エラも内臓も「気持ち悪い!」なんて言ってられず、とにかく時間との勝負で頑張りました。
他のお料理は食材が手に入らなかったり、フランスっぽいものにしたかったのもあって伝統的なものでは無いですがこんなメニューに。
・ハマグリ→ムール貝のお吸い物
・煮物→ラタトゥイユ
・香の物→オリーブの予定がKマートで日本のお漬物が手に入ったのでそれを
息子は離乳食を始めてたので、箸を口に近づけると食べたそうに口を開けていました。ごめんよ〜
もう歯も生えているけど、石のように固い、丈夫な歯になりますように。
日本からのアイテムが大活躍
決まった道具でなければいけない!ということはないので完璧にこだわる必要はないと思いますが、日本から色々持っていって良かったなと思います。
正確には家族が遊びにきてくれる時に持ってきてもらい、お食い初めに同席してもらいました。
<日本で調達したもの>
・食器
・お赤飯(レトルト)
・歯固めの石(袋入り)
・祝い箸
・鯛の飾り
専用の食器があるだけで十分ではあるものの、鯛の飾りがおめでたさ・豪華さを演出してくれて、買って良かったです。
赤い鯛の謎
どうやら手に入る時期(水揚げされるタイミング?)があるようで、マルシェ(市場)、ボンマルシェに一斉に赤い鯛が並んでいるのを見かけました。日程を決めうちでなければ買える時は買えるようです。
ちなみにボンマルシェの鯛は、私が買った近所の魚屋さんの鯛より小さいけれど高かったです。さすが高級デパート。
パリでお食い初めができて良かったです!
半分は親の自己満足ですかね・・
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