現在公開中です!
あらすじ
ドキュメンタリーなので「あらすじ」というのも変ですが、こちらの映画はフランス・ルーベにあるフランス最古のモンテッソーリ学校の幼児クラスを2年3カ月にわたって取材した壮大なドキュメンタリーです!
「モンテッソーリ教育ってどんなもの?」ということについて
・教育の成り立ち、概念
・お仕事や教具の紹介
など書籍等でショットで理解することはできても、子どもたちがどんな成長を遂げているかまで見られるものは貴重だと思います。
監督のアレクサンドル・ムロ氏は本作のために国際モンテッソーリ協会(AMI)の3-6歳向け教師養成研修を修了されたそうです!すごいなぁ。。
予告編
公開中の映画館はこちらから
モンテッソーリ 子どもの家 劇場情報
観た感想
前半1時間半はひたすら教室内での子どもの観察。後半30分で教具の意味、縦割り教育、入園したての子がどう馴染んでいくか、という話でした。年齢が上の子が下の子に教える様子(子どもでさえまるでモンテッソーリ教師かのように口頭説明は必要最小限・手出しもしないというのがすごかった!)、小さい子がどんどん真似して見につけていく様子などを実際に見ることができました。
観察は興味深いですし子どもが何度も同じことを繰り返す様子、目をキラキラさせる瞬間など、同じ子どもたちを追い続けて撮り続けたからこそ撮れた映像はそれはそれは素晴らしかったです!
ただし暖かく暗い映画館内。幼稚園でありながらモンテッソーリ教育特有の静寂に包まれる映像を観ていたらどうしてもうつらうつらしてしまいました・・・。途中で持ち直しましたが、映画が見終わって退出する際に他にも「面白かったけど眠かった〜^^;」という声が聞こえたので同じ方はいたようです。
撮影があった園は教室が広くて園庭もあります。パリ・東京の都心のモンテッソーリ園は教室内が狭く園庭がないところも多いので、撮影された園はとてもいい環境だなと思いました。
教室が広くなく教具を全部出せない園の場合、秋休み/年末年始/夏休み等の区切りで子どもの発達にあわせて教具の入れ替えをされていると思います。撮影された園はすべての教具が出ているのかなぁ?私が初めて見た音階の教具(?)なども置いてありましたし、ナイフや火も使っていて勉強になるものがたくさんありました。
家庭での接し方のヒントもたくさん得られると思います!
個人的には久しぶりに触れたフランス語に癒されました。
ただしモンテッソーリ教育について何の知識も持たずに見ると「??」と思う部分もあるかも?多少の知識を持った上で観られることをオススメします。
オススメの書籍
昨今の流行り?に乗ってモンテッソーリ教育を取り入れた/かいつまんだだけの本もたくさん見かけます。個人的には本質を知ってこそ・理解できてこそだと思います(やり方だけわかってもなぜそうするか?がわからなければ最大限の効果はないかと)。そのためには相良敦子先生の本がオススメです。
*画像は公式サイトよりお借りしました。
★ポチっとしていただけると励みになります。
にほんブログ村