今回は不動産屋さんに「必須事項」として伝えた項目を紹介します。
*新鮮な食材はマルシェで欲しい分だけ買うのが便利!
我が家は渡仏時は夫婦2人だけだったので2人用の家を借りました。その後子どもが生まれてその家が「手狭&不便&危ない室内環境」だったので、もう少し広い家に引越しをしました。その点からポイントを振り返ります。
我が家の価値観でのお話です。ご家庭によって優先ポイントは異なると思いますので、あくまでご参考までに。
前の家の不満点
・エレベーターが無い
・アパルトマンに入るのが大変(別記事にて)
・リビングが狭い
・お風呂のお湯が足りない
・リビングがガラステーブル
・キッチンが狭い
・キッチンの収納が高すぎる
テンポラリーから住み替えた家はエレベータがなく、しかも狭いらせん階段のアパルトマン。A型ベビーカーを広げた状態で上げ下げができなかったんです。
なので、平日息子と二人で出かける際は「息子は部屋に置いたまま1階から畳んだベビーカーを下に降ろして0階で広げる→1階にあがり息子を抱っこして0階へ降りベビーカーに乗せる」、
帰ってきた際は「息子をベビーカーから降ろし抱っこして1階の部屋へ行き床に降ろし、私だけ0階に戻ってベビーカーを回収して畳んだ状態で1階へ行く」という状態。
部屋は1階(日本でいう2階)で階段のすぐそばに玄関だったから良かったし、ワンフロアに二世帯しかいないこじんまりしたアパルトマンだからこの方法が取れたものの、これがもっと上の階だったら、世帯数が多くて人の出入りが激しい家だったら、と思うと怖かったです。(その場合はこの方法は取れなかったでしょう)
ただ出かけるの自体も大変だったけど、息子がベビーカーで寝た後に帰ってきて抱き上げて部屋に行くと毎回起こして泣かせてしまうことが辛かったです。
お風呂はタンク式(決まった量しか使えない)で、息子用にはお湯をはって私と入浴。後から大人二人がシャワーをした場合に二人目はお湯が出なくなることも。なのでお湯は使い放題を希望しました。フランス人は湯船文化がないからタンク式で十分なのでしょうね。バスタブがないお宅もあるそうなので、必要な方はバスタブ指定もされた方がいいと思います。
あとこの時の家はお風呂にヒートパネル式?の暖房があって、浴室も洗濯物も乾くし便利でした。次の家はこれがなくて湿気たりカビっぽくなることがあったので、こういう乾燥があると良いかもしれません。
こちらが挙げた条件
不動産会社さんからは「絶対譲れない条件/あるとベターな条件を分けて挙げて」と言われました。前の家で不満だった点と今後の希望を含めて必須としたのはこちら。
必須で挙げた条件
①エレベーターあり
②バスタブあり
③お湯使い放題
④夫の会社に近い
⑤◯平米以上
⑥希望の区を複数提示
⑦furnished(家具家電付き)
「あるとベター」の条件は忘れてしまいました。。大した内容ではなかったのでしょう。おそらく「エッフェル塔が見える」とかだったと思います(笑)
物件リストが出てくる→絞る
条件提示後、しばらくして物件リストが出てきました。20軒ほどだったかな?全て夫の会社へバス・電車で Door to Doorで20分以内の物件でした。確かにこれは必須条件の中でも重要視していました。
私は赤ちゃんを抱えて周りに頼れる人がほとんどいなかったですし、東京と違って会社の近くに住めるのなら通勤時間を削りたかったんです。その分夫には育児に時間を割いて欲しかったので。
「絶対無し」なものを削る
物件リストには「図面、写真、詳細(EVあり、バスタブあり、◯階、など)」が書かれていました。まず書類の時点で「これはないな」というものを除外。その後追加で良い物件が見つかったとのことで複数出てきて更に取捨選択、内見する数軒に絞り込みました。
残った物件案と、その時考えたメリット
・モンスリー公園のそば←子どもを連れて行くのに良い
・リュクサンブール公園のそば←子どもを連れて行くのに良い
・エッフェル塔が見える←パリに住むからには憧れる
・Kマートへ徒歩圏内←日本食材を買うのに便利
・寝室が2部屋+広い
など…
ピンクのメリットを考えて物件を残しました。
上記は図面や設備で絞ったものの、後から思えばピンクの点なんてその近くに住まなくてもどうとでもなるとわかりました。でも当時はまだ土地感の無さ、生活面で必要・不要の感覚がわかっていなかったんですよね。
今となれば
・モンスリー公園のそば←パリはバスが発達しているので離れていてもアクセスしやすい、他にも公園がたくさんある
・リュクサンブール公園のそば←上記と同じ
・エッフェル塔が見える←一歩外に出ると割とどこからでも見える。家から見えなくてもいい
・Kマートへ徒歩圏内←毎日は行かない。バスで行ければ近くに住む必要無し
こんな感じで感覚が変わりましたが…これは住んでみないとわからないことなので仕方ないですね。
あとは必須条件として挙げるものではないけれど「内見時にこれは絶対チェックしよう!」という点もあったので、それは次回紹介します。
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