愛育病院にて紹介状を書いていただき慈恵医大へ行きました。まずは診察・相談です。
前回のお話
なぜ慈恵医大を選んだか
次男の頭の形が気になったままずるずるとしていて既に6ヶ月になっていました。(一切何もしなかったわけではないのですが・・このお話は追って)
日本で使われている治療用のヘルメットはアメリカ製のスターバンドという製品から始まったようです。ただし通気性が悪いため、夏場の湿度が高い日本では通気性に優れた日本製のアイメットという製品が登場したそうです。
私の知識でざっくり比較するとこんな感じ。
・アイメットの方が日本の暑さに良さそう
・アイメットの方が納期が早い(2週間vs4週間)
・アイメットの方が軽い
・スターバンドの方が本体が約5万円安い
・スターバンドの方が歴史が長い
・スターバンドの方が対応病院が多い
・スターバンドはデザイン性がある
比較するとスターバンドの方が良さそう?
ただしスターバンドでの治療経験者のブログで「蒸れる」「臭くなる」等を読んだので私はアイメットが良さそうだなと思ったのと、既にけっこう月齢が進んでしまっていたので始めるなら1日でも早く始めたかったためアイメットを扱っている病院への相談に決めました。
そしてアイメット公式HPから治療ができる医療機関を探して、通えそうな慈恵医大を選びました。経験者のブログも参考にしました!
初診「小児脳神経外科」へ
慈恵医大病院に「ヘルメット外来」があることは知っていたので、愛育病院からはてっきりそこを紹介されると思っていました。ところが最初は「小児脳神経外科」でした。頭の形のゆがみは病気が理由の場合もあるようで、病気ではないかの確認と頭の「大泉門」の状況を調べるために問診後にレントゲンを撮りました。大泉門が閉じているとヘルメット治療ができないそうです。
問診時には次男の頭にストッキングのようなものをかぶせて目視、やはり「ゆがんでいますね」とのこと。レントゲンを撮って大泉門はまだ閉じていないのでヘルメット治療は可能と言われました。
ちなみに、、、このレントゲンが下手?で、、
若い方2名がうまくできずに何度も撮り直し(怒!泣!)
赤ちゃんがレントゲンを撮っても大丈夫と言われたけれど赤ちゃんに「何度も」レントゲンなんて撮らせたくないよ。何度撮ってもうまくいかなくて最後にベテランぽい男性が登場し一発OKでした。最初から彼にお願いしてよと思った。
レントゲンを見ながら頭の形を確認、次男はレベル2でさほどひどくはなく「審美的にどうするかレベルなのでご家族で相談してください」のところでした。私だけでは決められなかったので一度持ち帰ることに。さらに気になることがあれば土曜日のヘルメット外来にお越しくださいとのことでした。レベル2だからかもしれませんが「治療した方がよい」などの推奨や強制は一切ありませんでした!
「生後6ヶ月で開始は遅すぎないか?」と質問しましたがだいたいみなさんこのくらい、遅すぎはしないとのこと。そうはいっても正直3ヶ月くらいで始めた方が良かっただろうとは思ったけど
1歳に近くなってくるとヘルメットを嫌がり自分で外してしまうのでそこまで遅すぎない方がよいと言われました。
一番気になっていた耳の位置は「正直治せない」と言われました・・。結果的に良くなったという場合はあるがあくまでたまたまなんだそう。
家に帰って早速夫と相談するも結論出ず。そこまでひどくはないけれどここ最近の様子を見ているどうしても片方ばかりしたにして寝ていてぺったんこ、このまま治るとは思えない。だけどレベルは2。約50万円かけてやるのか?
もっとレベルが上だったら、もしくはもっと安ければ迷わずしたと思う。でもなんともいえない位置(レベルが上よりはもちろん良いことなんだけど)。
改めて「ヘルメット外来」へ
こういう医療的な話は私が夫に説明するよりも先生と直接話してもらった方が良い。理解度や説得力は格段に違うので。
ということで夫婦+次男で再度慈恵医大病院へ。前回と同じ先生でやや繰り返しの話をしていただき申し訳なさもありつつ、高額だし子どもにも不自由を強いるので(ヘルメットが無いに越したことはないですもんね)再度お話を聞きました。
それでも結局決められずにいたのですが、最後に決め手となったのはこのお話。
・このまま同じ向きで寝続けると耳がさらにずれる恐れがある
・ヘルメット治療ではなく体の向きを変えることで向き癖=頭の形を治すこともできるが、それには例えば「夜は1時間おきにチェック・直す」など常に確認して向きを変えてやっとなんとかできるレベル。次男が夜中起きない=親もぐんと寝てしまえば効果はない
・ヘルメットはつけてさえいればつけている間中効果が出る、たとえ平らな方を下にして寝ていても
・耳がさらにずれるかもしれない
・向き癖を変えるのは一日中張り付いてやっと(しかももう動き回っているので寝ている間のみがチャンス)
・ヘルメットをつけていればそれだけで安心
このお話で「治療をしよう」と心が決まりました。
その場で測定開始
先生に「やります!」と宣言すると同席しているメーカーの方がその場で採寸等してくださいます。レジのバーコード読み取りみたいな機械からライトが出て頭の形をスキャン。2週間後に出来上がるそうで予約を入れて帰宅しました。早い!
今後は実際に装着した感想や困ったこと、経過などを時々載せていきます。