パリ・東京でモンテッソーリな子育て

駐在妻によるパリ生活・モンテッソーリ教育・東京子育ての記録。パリの託児所・幼稚園・習い事の情報なども。

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【パリの病院①】アメリカンホスピタル(日本語OKの総合病院)

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日本人駐在員御用達の通称“アメホス”。

 

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パリに住むにあたり病院・先生は近所で「ジェネラリスト」と呼ばれる一般医・かかりつけ医を探そうかなとも思いましたが、体調を崩すことが多く、内科や小児科だけでは事足りない我が家では総合病院のアメホスがベストという結論に達しました。パリ市内ではないので通うには少し遠いけれど、Uberで行っても保険で返ってきます。

アメホスではない場合は通常はまずジェネラリストに診てもらい、そこを経て(紹介状をもらうのかな?)耳鼻科などへ行くようです。何事も分業制なので、血液検査やレントゲンを撮るのも「ジェネラリスト→別で検査予約→検査→結果を持ってジェネラリスト」へ、だとか。日本人からするとなんとも面倒臭いフランスの医療事情。

アメホス(というか全病院、医師かな?)は完全予約制なので、「今日息子の体調がすごく悪い!すぐに病院へ連れて行きたい!」という時も電話をすると『3日後しか予約が取れません』と言われる時も…。そんな時も一旦はそれで予約し、数時間経ってからまた電話をすると『今日の夕方に急遽キャンセルが出ました』とか、本当にものすごくひどい状態だと先生が予約と予約の合間になんとか診てくれたりするので、電話は一度で諦めない方がいいかもしれません。ただ、緊急で診てもらうと息子のアメホス先生は+10ユーロ上乗せになります。

アメホスもなかなか工事をしていることも多く(パリの街も工事が多い)、入り口が変わったり希望の診療科へ直接いけない場合もあります。今回小児科へ直接行けなくて面倒でした。

 

 

初診時

電話でアメホスの日本語窓口へ連絡・予約。当日は診察を受ける科の秘書室へ直接行き、「名前、住所、電話番号、メールアドレス」を聞かれて登録しました。事前にこの内容を紙に書いて持って行くとスムーズです。NiPP(ニップ)番号なるものをもらい、次回以降電話で予約する際にこの番号を聞かれたりします。(小児科だけかな?そういえば私の番号はわからないや…)

 

小児科

正面入口を入って左へ。
突き当たり左のEVで0階へ。
アメホスは外からスロープを上がったところが正面入口となるので、入口は1階(日本で言う2階)になるんですよね。

降りると地面に「くまちゃん」のマークがあります。これに沿っていくと小児科へ辿り着けます。今回は下記写真の通り奥のドアが封鎖されていて、小児科へ行くには「1階に戻って、レントゲン(X-ray)コーナーを右折したところにあるEVで0階に降りる」んだそうです。近くのスタッフが丁寧に教えてくださいました。日本なら張り紙でもしてありそうなものですけどね、、。

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レントゲン近くのEVから降りたら小児科がすぐでした。下記写真、左のドアが小児科入口。ちなみにかつては写真正面のドアが解放されていて、正面入口を通ることなく外から直接小児科に来られたんだそうです。テロ以降ここは封鎖され、正面入口を通ってセキュリティチェックを受けるように変わったそうです。f:id:great_journey:20180330061841j:image

 

小児科に入るとすぐ右に秘書室があるので、「子どもの名前」「どのドクターとアポがあるか」 を伝え(英語OK)、自分で支払う場合は待合室で待っていれば先生に呼ばれます。

保険会社のキャッシュレスサービスを使う場合は秘書さんに「○○(保険会社名)のキャッシュレスサービスを使用したい」と伝え、子どものパスポートと保険証券を渡します。すると専用の書類をくださるので、ここで用紙に記入して秘書さんへ渡し待合室で待つ流れとなります。

「キャッシュレスサービス」が伝わらない秘書さんもいらっしゃるので、その場合は「保険会社の○○から直接支払いをしたい」と言ったら通じました。(My insurance company pays you directly、など)

実は私はキャッシュレスサービスを利用するする際に事前に用紙に記入することを半年以上知らなくて(病院も保険会社も誰も教えてくれなかった、、まぁ保険会社は知らなくて当然かな)、内科にかかって初めて知りました。小児科のドクターによっては時間厳守!な先生もいらっしゃるので、用紙記入の時間を考慮して早めに到着されることをオススメします。秘書さんが1人しかいなかったり電話対応をしていると待つことになるので。

日本語通訳さんが必要な方は「Japanese staff please」と秘書さんに伝えればOK。息子の先生はママ友さんオススメのアメリカ人の先生にしたので、通訳さんがすぐに来られない時や診察後に電話で検査結果を教えてもらう時など、英語で直接やりとりできるので助かります。(最初はこの先生合わないかも、、と思ったけど今は信頼しています!)

とはいえ「アメリカン」ホスピタルなのでフランス人の先生も全員英語ができるのではないでしょうか?受付や秘書の方も全員できるっぽいので。

 

内科

正面入口を入って右へ。売店を左に行き、突き当りを左に行くと右手に「4」のブースが見えます。こちらが内科&日本語セクション(通訳さんたちのお部屋かな?)。キャッシュレスサービスを使用する場合は先生に呼ばれる前に棚にある保険会社の用紙に記入して待ちます。呼ばれたらパスポートと保険証券を提出。

内科の先生は日本人の三村先生なので日本語でOK。フランスでは確か6ヶ月以上の健康な赤ちゃんは小児科ではなく内科でも良いそうなので、親子で診て欲しい時は両方とも三村先生でもOKです。ただ私は息子の症状がひどい時や風邪以外の時はなるべく小児科へ行くようにしています(なんとなく)。

 

 

耳鼻科

単独で記事にしていますので下記をご参照ください。 

www.europe-kosodate.com

 

 

キネ(リハビリ科)

日本人には馴染みがないけれど、すごくよく登場する気がする「キネ」と呼ばれるところ。日本だと赤ちゃんが生まれて、その子が片方ばかり向いて頭が平らになっちゃっても「向き癖も片側が平らなもそのうち治るから 」と言われそのままですが(うちもそうだったけど本当に治った)、こちらではすぐキネの紹介状を出される気がします。アメホスで出産した日本人の方も何人もこちらに通っていました。(別件で息子も通いました)

あとは赤ちゃんが「たんが絡んで咳ばかりする」時にキネのマッサージでたんを出したりもするらしい。本当に「ピュッ!」と出るみたいなんですけど、それがもう骨が折れる、いや潰れちゃうんじゃないかってくらいに強くマッサージされるらしい。。気になるけど怖い。。

そんなキネの場所は正面入口を入って右へ。売店を右に行ってドアを開けたところです。右に秘書室があります。紹介状をもらった時にDr.ではなくMr.と名前の記載があったのでキネはお医者さんではないのかも。

街中にもキネをよく見かけますし、なんと出張キネもあります!キネの回数が多かったり赤ちゃんを連れて出にくいという時は出張キネの相談をしてみるのもありかもしれません。我が家は出張で来てくださるキネの先生にお世話になり、ものすごく楽でした!30分で50ユーロと高額だけど保険で全額返ってきました。

 

採血ラボ

正面入口を入って右へ。売店を左に行き、突き当りを右に行くとあります。受付する機械で「日本語」を押すと「受付」「結果受領」みたいな選択肢があるので「受付」を押すと、番号が書かれた紙が出てきます。

待合室の壁や天井にテレビがあってそこに「受付番号とブースのアルファベット」が映し出されるので、呼ばれたら該当のブースへ行きます。

採血だけで来院するということはないと思うので、先に診てもらった先生(小児科や内科など)の「採血指示書」みたいなものを渡して受付をします。診てもらった病気の一連の検査の一環なので保険が使える場合は「キャッシュレスサービスを使いたい」と言ってパスポートと保険証券を渡せばOKです。立て替えても採血は30ユーロしませんでした(あくまで我が家の場合)。

採血だけでなく、鼻の粘液を使った息子のインフルエンザ検査もこちらでしました。

 

レントゲン

正面入口を入って左へ。突き当たりを左へ(ここを進まずすぐ左にあるEVが、通常小児科へ行く際に使うEVです)。

歩いている途中にちょこちょこベンチがあった気がするので他の診療科があるのかもしれないけれど、ずっとまっすぐ進みます。すると右にけっこう広めの待合所が出てきます。ここがレントゲンの受付・待合所。

待合所手前にスタッフが立っていればその方にレントゲン指示書を見せます。いなければ直接左にある受付ブースでもいいと思います。受付をして番号を渡されるので呼ばれるまで待ちます。お会計は発生しませんでした。呼ばれたら、呼びに来た方について奥へ進みます。私がレントゲンを撮った際は撮影するスタッフとは別の方が息子をあやしててくださいました。優しい!

レントゲンでびっくりしたのが上半身裸になってそのまま機械で撮影すること!「はい、上を脱いでそこに立ってください〜」と。スタッフは女性の方でした。日本だとガウンに着替えますよね。合理的だし日本人よりいやらしさがない国民性?(夏は女性のほどんどが下着スケスケだし…)だからアリなのかも。私はこの方が早くていいね!と思ってしまいました。フランスに染まったかしら?

撮影が終わったら待合所にいるとまた番号が呼ばれ、受付とは違うカンターに行って封筒を受け取ります。それを持って内科等の元の診療科に戻って先生に結果を見てもらいます。そして撮影したレントゲンはなんとお持ち帰りができるのです!これもびっくり。実物は日本のドラマで見るフィルムみたいなのではなく紙なんです。だから正直よく見えない…。先生には後からもっと解像度が高いデータが、レントゲン技師(?)のコメント入りで送られてくるらしいです。

 

 

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他には日本人では産婦人科にお世話になっている方も多いですよね。出産は1万ユーロ〜とかでしたっけ?過去に問い合わせした際は広い部屋にすると追加で3000ユーロかかると言われました(私は日本で産むかアメホスで産むか迷ったので問い合わせだけはしました)。広いお部屋は人気だそうで、分娩予約時に予約金1500ユーロの支払いが必要でした。全部問い合わせた2016年当時の話です。

ちなみに出産は病気ではないので我が家の駐在保険では1円も出ません(特約とか付いていればカバーできたのかな?)。周りもみんなそうっぽい。検査が増えて2万ユーロ、3ユーロとどんどん増えた人の話も聞きましたが、、みんながみんなそうではないと思います。

先日アメホスへ行った際に食事が運ばれて行く場面に遭遇し、とっても美味しそうなフレンチのコースでした!良いレストランさながら…。入院患者が一律でその食事なのかはわかりませんがさすがセレブ私立病院。ここで出産してフレンチをいただいてみたいな〜なんて思ってしまいました。

 

 

薬の購入

薬は処方箋をもらって街の薬局で購入します。

 

jp.american-hospital.org

  

www.europe-kosodate.com 

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