パリで子育て

日本人駐在妻の子育て日記です。主に就園前(0〜3歳)の子どもを連れていける場所を散策・紹介しています。他にもフランスでの育児、習い事、ギャルドリや現地私立幼稚園の情報なども。

モンテッソーリ幼稚園 保護者会

幼稚園が始まって数週間。園の様子などを聞ける会がありました。

 

平日の17:30開始。子どもの参加は不可でしたので我が家は私だけ参加しました。

 

先生は3名出席。

・担任のような先生

・アシスタントの先生(英語を使用)のうちの1名

・初めてお会いする「教育学担当の先生」

 

ここはバイリンガル幼稚園とはいえ両親はほぼフランス語話者なので説明会等はフランス語で進行します。私はフランス語はほとんどわかりません。だけど私はほんの数年で帰国する身なので今更フランス語を身につけようとも思っておらず、「あぁ、こういう時に困って辛い。。」とか「やっぱりフランス語ができるようにならないと」とはもはや微塵も思いません。なので気楽。これくらい気楽だと海外でも生きやすい。

 

今まであったこういう会といえば「①入園説明会・見学会」「②入園前の保護者説明会」のみ。①は参加者が少ない日に行ったので、フランス語の資料をいただいてそれを英語で説明していただけました。②の時は説明はフランス語でしたが最後に「この紙に沿って話しました」と渡されたのが結局①とほぼ同じ資料だったので理解できており特に疑問もなし。疑問が出ても先生に個別に質問(英語)ができましたし。

 

それに対して今回はフリースタイルと言いますか、資料もなく担任の先生がばーっと話すスタイル。どうなるかな〜?理解できるかな〜?と思っていたら「アシスタントの先生」が『良かったら私の隣に座って逐次通訳しましょうか?」と言ってくださって!「先生3人+私」の4人が保護者たちの前に並び、まるで「4人で進行」のような流れに(笑)私が生徒の親と認識していない人からしたら「誰?あの先生」だな〜なんて思いながら会が始まりました。

 

お話されたこと

基本的には園での一日の流れや生徒全体のお話だったのですが、通訳の先生がわかりやすいように息子の例を挙げて説明してくださったので私だけ息子の様子を知ることができてラッキーでした!

 

以下、先生からのお話です。 

・10時、12時、お昼寝後、外遊びの終わりの後にオムツ替え・トイレタイムがある

・オムツが外れている子にはトイレの声がけをするが、お仕事に集中しているのを遮ってまでは声がけをしない

・お漏らしはしたかのない事、恥ずかしいことではない。こちら(先生)も「お漏らしをされて困ります!」ということは一切ない。着替えをたくさん持ってきてくれればいいだけの話

・教室内は走らないように言っているが走りたい年頃。床にテープで印をしているのでここだけは走って良いスペースにしている

・週に一度午前中に音楽のプロに来てもらってミュージッククラスをしている

 

・毎日「担任によるフランス語タイム」その次に「アシスタントによる英語タイム」

→「フランス語と英語で過ごしているが、言葉がわからない子は大丈夫か?」という保護者の質問に対しては『毎日同じことを繰り返すので、例えば「自分で靴を履きましょう」と英語で毎日聞いて行動していればその言葉が何を指すか自然に覚えます』とのこと。これは母国語でも同じですね!

 

・子どもたちが互いの名前を覚えるようにしている

→息子は家で特定のお友達の名前をよく言っているので先生に伝えると『その二人とはお仕事の時に一緒に座っているの。公園でも一緒に遊んでいるわよ!昨日送った写真を見てみて^^』と。なるほどね!だから他のクラスメートよりも名前を覚えているし、よく名前を口にするのね、と納得。

 

・お昼の給食は全部食べなくても当たり前なので心配しないで

→息子は家で遊び食べがあるので心配と伝えたら「息子さんは全種類きちんと食べます。食べきれないこともあるけど好き嫌いはなく全部食べようとしているので安心してください。むしろよく食べるので食べない子のお手本になっていますよ!」とのこと!

家では手についた食べ物を払うように振ったりするのですが、それもないとのこと。家だけなのね。ただ手づかみ食べがまだ多いみたい。他の子はスプーン率がほとんどみたいですが「他の子は気にしないでくださいね」とのことでした。むしろ私としては周りがみんなスプーンを使っているなら息子も触発されて使ってくれそうで今後に期待。

 

お昼寝のことを先生は「la sieste」と言っていました。ギャルドリでは「dormir」。これから私も息子にはお昼寝ではなく「sieste」または「nap time」と言った方がいいかな。

 

・ お昼寝前後や外遊び前後で着替えが必要な際は子どもたち自身にさせている

→先生が笑いながら話してきたので何かと思えば、息子は靴を脱ぐ時に足を振って脱ごうとするそうで、先生が「手も使おうね」と言っているそうです。想像がつく…

 

・2ヶ月に1回やってくるホリディ(これは公立幼稚園や小学校〜と共通のフランスの休暇)の後に教具を少し難易度が高いものに入れ替える

→これは説明会でも聞きました。そうですよね、発達が変わってくるのでずっと同じものでできないですもんね

 

・使用したお仕事の教具は元あった場所に戻すように教えている。そうすれば次に他の子が使える

→「家ではお片づけができなくても心配しないでください。幼稚園と自宅では環境が違います。幼稚園ではみんなできています。」とのこと

 

・他の子どもをリスペクトする、先生をリスペクトする。他の子の教具が欲しくなっても手を出して取るのではなく観察する(ことを覚える)

 

・他の子が泣いているのを見て子どもが泣くことがある。その際は先生がハグをしたり部屋の隅にある椅子に座って落ち着かせたり、その子が落ち着く方法を探す。そしていずれは先生の手を借りずとも自分で心を落ち着けることを学ぶ

 

・ここではpunishmentはない。言葉で何がいけないのか説明をする

 

・朝は歌をうたっている

 

・お仕事(教具)は一回のみ使用(一日の中で、という意味かな?)。次にそれをしたい子は、使っている子が終わるまで待つことを学ぶ

→息子は待てるそう!

 

・上記とは逆に、自分がしているお仕事に誰かが手を出してきたら「待って、これは僕のだよ」と言えるようになる(ように)

→息子はこれもできているそう!

 

・子どもは最初は2分ほどしか集中できない。それがだんだん延びてくる

・集中することは大切

・自分を声、気持ちを聞く。先生に言われたことをするのではなく「自分は何が欲しい、何がしたいのか」を知ること、気づくことを学ぶ

・お仕事を見つけられずフラフラしている子にも指示はせず待つ。すると突然見つけてお仕事をし始める

 

・お仕事の提示をしてもこの年齢だとわーっと手を出してやりたがる。それを止めずに自由にやらせてから再度提示する

 

・その子には少し難しいお仕事でも「難しいよ」とは言わない。「できるわよ」と言う

→これは家でも使えますね!

 

・難しいお仕事ができなくて子どもが「わー><」とイライラしても当然。教師は再度提示するなどでサポートする

 

・何かを聞くときの選択肢は限定して提示する。「おやつを食べる?バナナとオレンジ、どっちがいい?」や「お外に行く?こっちの靴とこっちの靴、どっちがいい?」など

→これも家でできますね! 

 

・時々人と話して自分の好きなことを見つける

→「人(先生)に提案されたものを受け入れてばかりいるのではなく、自らやりたいこと・欲しいものを見つけ出せるようになりましょう」ということだと思います

 

・保護者から「幼稚園で気に入っているお仕事を家でもさせたいので教えてもらえますか」という意見が出て、先生からは『家と幼稚園では環境が違うので同じことはしなくてよい。家でなら例えば食事を終えた食器を食洗機に入れる、床をはくなどがいい』とのこと

 

・間違ってもいきなり正したりはしない。例えば靴を履こうして自分のではない靴を持ってきてしまったとしても「試してみたら?」と言って自分で履いて「あ、これ違うのだった」と気づかせる

 

息子はお仕事をする時、先生に提示された後に自分でやらずに先生の手を使ってやろうとすることがあるそうです。先生はこれにも笑っていました。家でもたまにするんですよね…NHKの子育て番組で同じような悩みを相談した方が専門家に「合理的な子ですね」と言われていました。

 

・2歳児では泣くのを我慢することを学ぶ

・先生が「fatigué?」と言って最初はわからなくても人の様子で学んでいく

 ・家で親が何かをしていて子どもに待って欲しい時は「待って。I need a time」と言えば待てるようになる

 

・保護者から「子どもが幼稚園のお友達の話をするんですけど、どの子かわからなくて…。顔と名前を知りたいので写真をもらえませんか?」という意見が出ました。すると先生が「素晴らしい案ね!送ります!今日一番の素晴らしいアイディアだわ!」と言ってその日の夜に先生&生徒の顔写真と名前の一覧が送られてきました。てっきり個人情報云々で開示されないと思っていたのでびっくり。だけどこれが大助かり!プリントアウトして家の壁に貼り、息子はお友達の名前も顔もすぐ覚えて親に教えてくれるし幼稚園に早く慣れるきっかけになったと思います。幼稚園では園の様子が定期的に写真で送られてくるのも嬉しい。

ちなみにギャルドリに入った時にも先生に「玄関に貼ってある先生の顔写真をスマホで撮って、家で『ギャルドリには◯◯先生がいるね』『今日は◯◯先生がいる日だよ』と言って慣れさせるといいわよ」と言われました。これ、実際効果的だと思います!ただしギャルドリは子どもの写真撮影はNGでしたしアルバムみたいなのもありません。

 

今後の会

後日各家庭ごとに20分ずつの面談があり、その時は自分の子どもの話のみしてもらえるそうです。幼稚園でのお迎え時に「今日のお仕事具合、お昼を食べたか、お昼寝をしたか」など簡単には教えてもらえます。それとは別に先生方は毎日ノートに子どもたちの様子を書いているそうです。面談ではこのノートをもとにお話が聞けるのかな?

 

とても有意義な会でした!また他の保護者たちが一生懸命先生の話を聞いて意見交換する姿は良い刺激となりました。