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【パリの病院②】ネッカー病院(24時間体制の小児救急病院)

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続いて小児救急「Hôpital Necker オピタル・ネッカー」病院について。

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アメリカン・ホスピタル・パリ(通称アメホス)には小児救急がない・土曜日も先生不在で休診なので、アメホスが開いていない時間帯はネッカーへ行っています。24時間対応です。このネッカー病院、ヨーロッパ最大・最高レベルの小児救急病院なんだそう❗️すごいですよね、そんな病院がパリ市内にあるなんて親としては安心。

ということで、お子さんがいるご家庭はネッカーに行きやすいところに住む方も多いんだとか。

 

 

病院の場所

モンパルナス駅とボン・マルシェの間くらい。バスも多く止まるので便利な立地だと思います。

Hôpital Necker

149 Rue de Sèvres, 75015 Paris



入口

テロ後、入口があちこち封鎖されたらしく今は1箇所のみ。

①が日中の入口で(ひっきりなしに人が出入りしているので行けばわかります)、②が夜間の入口(車両が出入りするところから入る)です。

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敷地内に入ってから小児救急への直接の入口は③で、ここから入ればもう受付のそば。正面玄関④から入った場合はエレベーターでひとつ上の階に上がります。③は工事などで閉鎖されていることが時々あるんですよね。

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受付

窓口はだいたい2人(2窓口)体制です。受付手続き中の患者以外は後ろに「一列」に並び、呼ばれた側の受付窓口に進みます。ここでカルネドサンテ(フランスの母子手帳)を出してどんな症状で来たかを告げます。一度受診したことがあれば「現住所と電話番号はこれで合っているか?」と聞かれます。そしてその場で子どもの顔や体を確認されます。

受け付けが終わるとひたすら待つ。混んでいなくても結構待つんですよね…フランス人が急がない性格だからかな…。順番は症状の重さによって前後します。呼ばれたら言われたところへ進みます。(受付の左からだったり、右のドアからだったりマチマチ)

ちなみに受付をしたのに受診せず帰宅する場合は書類に理由を書かされます!

 

 

診察

アメホスと違って「救急病院」なのでかかりつけ病院ではありません。なので先生も毎回違うし体重・心拍測定とか、救急病院なのにけっこう基礎的なことを時間をかけてされます(でもこれが小児科の基本なのかな?)。

最初は看護師さん、途中からドクター登場。でもこのドクター登場がすぐ来てくれたり一時間待ったり!これはもうどうしようも無いですね。

我が家は何度かネッカーにお世話になっていますが、「え?そんな診断?処方箋はドリプランだけ??」と思うことがしょっちゅうで。そうなるとその日に救急で診察するよりは翌日以降にアメホスで診てもらう方がいいなと、ネッカーに行くことはほぼなくなりました。(なくなったというか今発生していないだけ。そして行くようなことが発生しないのが一番!)


支払い

受付横のブースで番号が書かれた紙を取って待っていると番号が呼ばれ、そこでお会計をします(カード払いもOK)。ただ、診察後にドクターからデータが上がってきていないといくらか確定せずにその日は支払うことができません。その場合は後日請求書が送られてくるのですが…やはりフランス。

待てど暮らせど届かない!!

しびれを切らして直接払いに行ったりも。そこで払えるときもあれば「請求書を発行しちゃったから払えないよ。郵便が届いたらネットで払ってね!」言われることもしばしば…それでも届かないこともあります…。

*とある医療通訳さんにこの点を聞いたら、「届かないからって払わないでおくと、公的医療機関だからいずれまた診てもらう際に《払っていないから診ません》と言われかねないので追っかけてちゃんと払いましょうね!」とのことでしたので、みなさん忘れず確認しましょうね。(この意見もあくまで<推測>だそうですが、当然のお話ですよね)

 

 

金額感

ここは公立病院なので海外旅行保険のキャッシュレスサービスが利用できません。全て一旦自分で支払いが必要で、後日保険会社に請求します。我が家はフランスの健康保険(?)に入っていないので一体いくらになるんだろう…と怯えていましたが、通常の受診であれば約50ユーロ、レントゲンを撮っても約100ユーロでした。さすが公立病院、良心的。

診察費が高額でないのが公立の良さですが、逆に言えば「フランスの病院」。アメホスと違って通訳さんはいらっしゃいません。なので最初は保険会社さんにお願いして医療通訳さんをつけていただいていましたが、「今から受診したいです!」となると通訳さんが出払っていたり、遠い場所からしか来られなかったり。なので「今すぐ」診て欲しいのに1時間後に待ち合わせ+そこから受付=診察してもらえたのが3時間後だったり、ということもありました。

しかも事前情報で「英語が通じない」というのを聞いていましたが、今のところ受付の方もドクターも英語が通じます!今までドクターは100%、受付の方はその担当者が話せなくても周りに人がたくさんいるので誰かしら話せます。会計窓口の方も男性の若い方は英語がペラペラです(女性はあまり話せませんでした)。

なので最近は通訳さんなしで私一人で息子を連れて行っちゃいます。ネッカーへ行く=緊急なわけですから時間が惜しいので…。「どうしても通訳さんが必要になったら電話通訳さんをお願いします」と、事前に保険会社さんには電話をしていくことも。

ドクターたちに時系列で説明する必要があれば紙に時間と症状のフランス語の単語を書いて行ったり。「+口頭で英語」で説明。これだけで十分通用しています。母は強し、ですね。


とにかく、病院にはお世話にならないのが一番です…。

 

 

 

 

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